夕方、夕景が好きでよく写真を撮っています

空の色が美しいとか
仕事を終えて帰宅する解放感とか
理由はさまざまあるのですが
昔に得た、心地よい体験もその一つとなっています
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1人でビーチでぼんやりと夕景を眺めていると
日の入りが近づくにつれて、どこからともなく人が集まってきて
みんな静かに同じ方向を見つめていました。

どんな人たちか知らないけれど
何を思いながら眺めているか知らないけれど
日が沈んだら、それぞれの場所に帰っていき
また、誰か知らない人たちに戻っていくのだろうけど

今、同じ夕景を眺めている、視線を共有している
そういうところに、ほんの少しのつながりを感じて
その距離感に心地よさを抱いたことを覚えています。


そんな、儚くも、どこか優しいひとときが
確かにそこにあったことを残しておきたいと思い
黄昏時は、一歩下がって撮っているような気がします。
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因みに…
「黄昏時(たそがれどき)」とは、夕暮れの薄暗い時間帯を指します。
相手の顔の見分けが付きにくく「あなたは誰?」と問いかける時間帯で、
昔の表現の「誰そ彼?(あなたは誰?)」から由来したようです。


それこそ、日が沈んだら「あなたは誰?」という感じで
ささっと捌けていくところも結構好きだったりするので
やはり好きな時間帯なのかなぁ、と思いました